3月18日 伊豆ツーリング

 

 熱海をのぞむ

 

 今年はじめてのツーリングに伊豆にでかけた。ここ2年ほど春のツーリングは千葉がつづいていたので、目先を変えたのだ。第三京浜、横浜新道とつないでいったが、その先の海岸道路と西湘バイパスは湘南マラソン? のため通行止めだ。西湘バイパスを走りたかったのに無念なり。それでR1は大混雑。渋滞をすり抜けすり抜けて、ようやく伊豆にはいった。熱海でまず一休みをする。

 バイクの調子はいまひとつだ。相変わらず朝の冷間時の始動では大量の白煙を吐く。どうもこれはオイル上がりだ。そして信号待ちでエンジン・ストールが2度・3度・4度・・・・5度! さすがに苛々する。昔、W1のエンジンが信号待ちでストールするから、絶えずアクセルをブリッピングしていて、うるさいし、わずらわしいと感じていたが、あのときのW1ライダーの気持ちがわかるようになってしまった(20年以上前の話)。しかも我がDRはエンジン・ストップするとその度にキックするので、嫌になってしまう。そして高速を走っていると4000回転を示していたタコ・メーターが、キューン、キュキューン、と跳ね上がり、踊っている。これは電気系のトラブルのようだが、どこが悪いのだろうか。おなじRSに乗るボヤさんが、昨年この症状をおこして部品を交換したと語っていたが、なんのパーツだったのか忘れてしまった。帰ったら調べなければ。

 

 

 海岸線の国道から海を見おろす。きれいな風景だが、ここは伊豆、横を車がガンガンと走っていて、少々恐かったりする。天気はよいのだが風がつよく、走っているとあおられる。そしてバイクが多い。ライダーは今年の初ツーリングを待ちかねていたかのようにあふれていた。しかし若いライダーが少ないのはさみしい限りだ。ライダーも高齢化していてベテランばかり。バイクも古いものが眼についたが、人のことは言えないね。

 

 

 昼食は失敗。海岸線の海鮮レストランにはいったが、典型的な観光地料理。ネタの量も質もこんなにしょぼいの? という感じ。料金は1575円だったが、都内で食べてもこのチラシ寿司は880円か980円というところだと思う。もっと高い刺身定食や磯定食もあったが、メニューと見本を見てもしょぼそうなので、チラシにしたのだった。

 

 

 海岸線を南下していく。どこかの林道にはいりたいと考えて地図を見てみると、一碧湖の東、奥野ダムの先に奥野林道がある。そこに行くことにして、伊東の街をぬけていく。…‥昔々、はじめて伊豆に来たのは高3の、大学入試が終わった直後、合格発表までのわずかな日々だったと思い出す。不合格になりそうで、浪人しなければならなくなる予感があって、じっさいにそのとおりになったのだが、ならばそれが決定するまでの間でも放浪したくて、自転車で伊豆半島を一周したのだ。その初日の宿泊地が伊東ユースホステルだったのだが、あらためて探してみると見つからず、もうなくなってしまったのだろうか。考えてみるとあれからもう何十年もたっていて、息子があのときの私とおなじような年齢になっているのだ…‥。海岸線の国道から、一碧湖にむけて内陸にはいっていった。

 

 左に進む奥野林道が車両通行止め

 

 奥野林道の入口にいってみると、車両通行止めとなっていた。いつの間にかこうなってしまったのだろうか? バイクなら柵のあいだをすりぬけて入っていけるが、ルール違反はやめておく。仕方がないので修善寺方向に転進することにした。

 時刻はもう14時近い。そろそろ帰りださないと日が暮れる。暮れると寒い。寒いと辛い。14時30分に修善寺について、南伊豆や西伊豆にも未練があるが、そのまま国道136号線を北上し、三島にむかう。箱根をこえて帰ろうと思ってこのルートをとったのだが、修善寺から三島までずっと渋滞で、またすり抜けすり抜けである。

 

 

 すり抜けてR1にはいり箱根の山をのぼっていく。このルートは空いていて快適な高速コーナーがつづく。そして着いたのが上の写真の箱根峠である。信号を直進すれば芦ノ湖、右に行けばターンパイクや十国峠だ。すこし冷えてきた。

 

 

 道の駅箱根峠で休憩し、芦ノ湖を見おろした。この先は路面凍結とでている。そんなはずはなかろうと進んでいくと、芦ノ湖の先、またのぼっていく道が光っている。これは凍結なのかそれとも融雪剤のなせる仕業か。いずれにしても慎重にいく道は、正月恒例の箱根駅伝の山登り、山くだりのルートである。国道1号線最高地点から、小涌谷まで路面が嫌な光りかたをしていて、そして宮ノ下から湯本まではギシギシの渋滞である。またすり抜けすり抜けしてすすみ、小田原からは小田原・厚木道路で高速移動をする。厚木で高速をおりると、相互リンクしているともさんが紹介していたラーメン屋、麺屋食堂ブラジル、に行こうかと思ったがよくわからず、渋滞のR246で都内にむかう。日が暮れて急速に冷えてきた。

 ブラジルのラーメンが食べられなかったので、代わりにリンガーハットのWちゃんぽんを食べて暖をとり、しかしまたまた冷え切って帰宅した。冷えて肩こりまでする体を風呂にはいって解凍する。湯につかると、うーん、しばし動けないーー。途中に温泉もあったのだが、帰路の冷え込みを考えると入湯する気になれなかったのだ。

 伊豆半島。次回は石廊崎や波勝崎を再訪したい。そして林道も、ブラジルも。

 

 

 

 

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