旅の車

 

 日産セレナJVパック。2001年製。普通のミニバンでキャンピングカーではありません。

 Pキャンにつかいやすいようにすこしずつ道具をあつめ、手づくりで仕立てています。

 カーテン装着

 ミニバンでPキャンをしようとすると、どうしても欲しいのがカーテンである。夜、車内で明かりをつけてくつろいでいると、外から丸見えになってしまうし、朝方眠っていると誰かに覗かれているかもしれない。着替えのときにも重宝するし、何より家内が同行するときにはこれが不可欠なので、装備することにした。

 メーカー・オプションのカーテンをつけると、サイド、リヤ、フロントの3点セットで10万円ほどかかってしまう。メーカー品はその車にあわせて作ってあるので、スマート且つ、ぴったり仕上がってきれいだが、高すぎると、お金にシビアな私は思うのだ。

 そこで自作ということになるのだが、車内にカーテンレールを設置しようとしても、ふつうのものではダメである。ためしに車の側面や天井部分を、カーテンレールを取り付けると仮定して見てみればわかるが、車内の側面は複雑に凸凹していて、家庭用の直線のレールを導入することはできないのだ。

 ネットで調べてみても、安っぽいビニール製の、前後左右にまげられるレールがあるくらいで、使いたいと思えるものがみつからない。それでも何かあるはずだと調べ続けると、トラックの後部座席、ドライバーがよく仮眠をとるスペースに、カーテンがかけてあるのに気がついた。あれはどうなっているのか? いろいろと調査すると出窓用の専用レールがあり、これが前後左右に自由にまげられて、車に応用されていることを知った。

 さっそくホームセンターに出かけてみた。商品を見ていくとあった。トーソー(株)という会社の『リフレ』という商品である。レール1本の長さは2メートル。セレナの車内を1周させるには2本が必要だった(1本の値段は3129円)。またカーテンに付属するランナーが足りなかったが、たまたまレールを固定するステンレス製の木ネジを買いにいった東急ハンズ池袋店に在庫があって、入手することができた。ランナーだけの在庫があるということは、それなりに人気のある商品で需要もあるのだろう。ハンズではカーテンをランナーにかけるフックも2016円で購入した。

 

 カーテンとレールの取り付けのじっさい。

 レールの取り付けは現物あわせでおこなった。まず、上の写真のリヤガラス左上からつけだし、扇風機の横をとおって、右の助手席手前まで1本のレールである。2メートルぴったりだった。やってみるとレールは左右にはまがるが上下はダメで、無理のかからないように、固定場所をえらんで木ネジでとめていく。かかった時間は1時間ほどだった。

 つづいて左サイドとフロントカーテンにかかるが、ここは1本のレールで処理することはできず、途中で切断して、ふたつに分けて取り付けた。左のサイドカーテン部分が1本と、写真一番上にあるレールがフロントカーテン・レールである。

 

 リヤとサイドのカーテン 扇風機も見える シートはフルフラット

 カーテン・レールは設置できた。あとはカーテンを買えばよいのだが、車にあうサイズのカーテンなど売っていない。どうすればよいのか。もちろんオーダーなどと金のかかることは初手から考えていない。既製品のカーテンを買って加工すればよいのだ。これは手づくりキャンパーのHPからアイデアをいただいた。既製品のカーテンはだいたい横1メートル、縦2メートルのサイズである。これをまんなかで切れば、1メートル×1メートルのカーテンが2枚できるのである。したがって1メートル×2メートルのカーテンを3枚かって、ふたつに切り、6枚のカーテンをつくればよい計算だ。作業をしたのは家内である。私はただ切ればよいと思ったのたが、切った部分の縫製と、フックをかける部分にはカーテンの芯を縫いこむ必要があり、これらはすべて家内がやってくれた。

 カーテンは格安品、合計で5635円。カーテンの芯は4メーターで403円だった。カーテンの装着にかかった費用は14000円ほど。純正品は窓の上下にレールがあり、じつにスマートについている。私の自作品は下のレールがないので落ち着きが悪い。しかし機能は同じだし、価格差を考えれば、断然自作でよかったとおもっている。

 

 インバーター

 車の電源(DC)を家庭電源(AC)に変換できれば、携帯やデジカメの充電ができて便利である。それができるのがインバーターだ。車の旅の必需品だろう。

 インバーターにはさまざまな容量のものがある。使用する電化製品の電気使用量にあわせて製品をえらぶことが必要だ。この製品は電化製品の起動時の電気使用量、135Wまで使用可能な製品である。などとわかったようなことを書いているが、電気のことはよくわからない。余裕をもって使えるように大きめのサイズをえらんだのだ。大自工業製。

 シガーライターから電気をとり、この機械にコンセントをさして使用する。

 

 

 

 パーソナル電源

 Pキャンの夜、明かりをつけておくのも、扇風機をまわすのも電気がいる。そのためにエンジンをかけたままにしていては、ガスがもったいないし、いつまでもエンジンが熱いままで、熱気が車内に侵入して、熱くてならなくなる悪循環にはまってしまう。そこでエンジンを切っても電気が使えるバッテリーがあれば便利だということになるのだ。それがパーソナル電源と呼ばれるバッテリーである。

 

 パーソナル電源 大自工業製

 

 扇風機

 

 

 夏のPキャンでいちばんの問題は暑さである。宿泊地をさだめて、眠ろうとしても、エンジンの熱気が車内にあがってきて暑くて眠れないことが多々ある。朝までアイドリングをしてエアコンをかけておくのは燃料がもったいないから、扇風機を装着してみた。かなりの効果がある。ただし窓をあけないといられないので、下のバグネットも必要である。

 

 バグネット

 夏にPキャンをすると、エンジンの熱気が車内にあがってきて、暑くて寝られない。エンジンをかけてエアコンをいれていては、いつまでたってもエンジンは冷えず、かといって朝までアイドリングしているのはガソリンがもったいない。そこで扇風機をつけて窓をあけることになるのだが、蚊がはいってくるのがたまらない。窓をあけたまま寝るのは不用心でもある。そこで便利なのが、バグネット、車の網戸である。

 

 

 バグネットの使用状況。これならガラス窓をあけても虫がはいってこないし、防犯上も問題ない。

 

  

 このようにドアにかぶせて使用する。

 

 

 日産純正のオプション。袋に収納するとコンパクトになる。ところでディーラーで注文したときにたずねてみると、日産の社員でもこの商品があることを知らなければ、見たこともない、との返事であった。たしかに車のプロでもキャンピングカーに興味がなければ知識はないだろう。たまたまオプションがあってよかったが、アフターマーケット製が豊富にある。興味のある方は調べてみてはいかがだろうか。また自作する方もいるが、私は無理だが、器用な方は十分に可能だろう。

 蛍光灯

 冷蔵庫