後記

 

 

 翌日、早実と駒大苫小牧は再試合をおこない、早実が勝利した。西東京が優勝し、国分寺がわいて、私もうれしかった。都内では大喜びをしていたが、全国的には駒大苫小牧とハンカチ王子の、どちらを応援していた人のほうが多かったのだろうか。

 旅からもどって10日たっても商船三井フェリーから返事がこないので、本社に電話をいれた。するとアンケートは関係部署すべてで読まれてから本社の営業部にまわり、そこで返信が書かれるとのこと。およそ1ヶ月後に書面がとどくとのことだった。

 アンケートは元々苦情処理をするためのものではないことを知ったが、それを承知でそうしろと言った船員に不満がつのり、また1ヵ月も時間をかける船会社も悠長だと思ったが、電話にでた女性職員の対応がじつによかったので1ヵ月まった。しかし40日たっても手紙はこず、また本社に電話をかけた。現場で私のアンケートが握りつぶされ、本社に伝わっていないのではないかと疑ったためである。すると数日前に本社で私のアンケートは閲覧され、2日前に詫び状もだしたとのこと。私は気持ちよくフェリーを利用したいがために、当たり前のことを当たり前にやってほしいだけなのだ、と男性職員に言った。謝ってほしいのでもなければ、怒りをたたきつけたいのでもない、と。職員は、下請けとはいえ、子会社であるので、その社員の態度が悪いのは弁解の余地はなく、これから改善する、と言っていたが、この日帰宅すると同様の文書がとどいていた。

 これからもさんふらわあを利用するつもりだが、たぶん失礼な職員はいなくならないだろう。船員は、海の男は粗暴でよいと思っているフシがある。甘ったれていて、自分を律することができないのだ。つぎに何かあったらその場で怒鳴りつけてやらねばなるまい。ほかの利用者の方もそうすれば、無礼な職員はいなくなり、気持ちのよい船旅ができると思うのだが。私だけが不快な思いをして、腹をたてているわけではあるまいに。

 トラブルではじまった旅はトラブルで終わった。しかし鮮やかな印象をのこして。

 出会ったすべての方に感謝の念をいだきつつ筆をおく。

 とくに林さん、ありがとうございました。

 

 

  

林さんのお店は、
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ここに行って林さんに会えば、心に明かりがともり、体も絶好調になります。

 

 

 

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