2011 DR650オーナーズ・クラブのキャンプ会 ひるがの高原 3日目
トランポにバイクを積むしんさんを見守る加糖蟻さん
目覚めると蝉時雨だった。5時半である。先に起きていたTAMAさんによると蝉は4時過ぎから鳴きだしたそうだ。昨夜セミの幼虫を放してやった木を見ると、2匹の抜け殻が残っていた。ゆっくりと撤収を開始する。このキャンプ場はゴミが捨てられるのが助かる。台風の影響で関西は雨が振りだしているそうだ。関東は夕方から夜にかけて雨降りになるそうで、その前に帰宅したいと思う。園YANさんやトキオさんと話しながら準備を整え、8時半に出発した。
しんさんの装備 後方はアロさんとルネッサ
気温は24℃。高原の涼しい空気の中を走ると爽快だ。バイクの調子もよい。まず近くにある分水嶺公園に立ち寄る。ここから日本海と太平洋にむけて、水が分かれて流れ出すのである。流れの中には山女とアブラハヤが泳いでいた。
道の駅 ななもり清見 乗鞍を遠望
国道158号線で飛騨高山にむかう。ただ帰るのは面白くないから高山、松本をまわっていくつもりだ。飛騨高山の手前にある道の駅ななもり清見で休憩とした。ここで土産の品を買うが雲がわいている。台風の影響のようだが、夏には見えないはずの乗鞍が姿を見せている、と地元の人が話していた。これも台風のせいだろうと。
高山陣屋前の朝市
飛騨高山に入り、陣屋の前で朝市をやっていたのでバイクをとめて見学した。近くにある土産物店ものぞいて高山の市街地をはしる。昔の町並みのあたりは観光客がたくさんいた。地元の方に人気の三井食堂という大衆食堂で食事をしたいと思っていたのだが、まだ10時半で開店していなかった。残念である。
松本に下ることにする。国道158号線をすすみ安房峠トンネルをぬけてゆく。安房峠トンネルはETC1000円の期間は無料だったそうだ。上高地から松本に下る山道はバスが多くノロノロと走っている。白線の部分があるから追い越してゆくが混んでいてキリがなかった。
ラーメンと焼鳥丼
松本に着くと12時をすぎた。食事をとりたいがICの近くにはかっぱ寿司とロイヤルホストしかない。駅に行けば店舗はたくさんあるのだろうと思って行ってみるもなくて、むつみ屋というラーメン店にはいった。となりのあったチェーン店の花月にはいるのが嫌で地元の店を選んだと思ったのだが、こちらもチェーン店なのだそうだ。
高速にのって自宅にむかうが、雨が時折落ちてくる。そのたびに止んでくれ、降らないで、と祈りつつ走ると空はもってくれた。