2010 白樺湖キャンプツーリング 3日目

 

 

 トンボ玉の車の上で朝食

 7時に起床した。今日も快晴である。朝食のラーメンを作って食べたが、皆さんにいろいろなものをいただいた。ビートルでいらっしゃった方のきりたんぽ鍋にうどんを入れたもの。トンボ玉屋さんのベーコン野菜炒めにコーヒー。そして玉子スープに刻んだトマトを入れたもので、これは美味しくてアイデアをいただこうと思った。

 今日は林道は走らないつもりなのでゆっくりと過ごす。ひとりならバタバタと片付けて時間を惜しんで走り出すのだが、のんびりとした気分で過ごしたのは、たくさんの人がいてリラックスできたからだと思う。

 

 

 ハンモックに乗って店長と戯れる子供

 小さな子供が多い。私の息子はもう成人してしまったから、子供との接しかたを忘れてしまった。元気一杯に走りまわったり、トンボ玉のお店の屋根に上ったり、はしごに登ったりしているのを見ると、大丈夫かなと思うが、それがなんだか孫を見ているようで、自分ながら妙な感じがした。

 

 

 きりたんぽ鍋をいただいた方のビートル トランクはフロントだ

 

 ゆっくりとしたペースで撤収を開始し、それでも9時30分には用意が整ったので、出発した。皆さんお世話になりました。とても楽しかったです。

 

 白樺湖

 

 白樺湖を見にゆくことにする。この2日間何度も横を通過したが、止まって眺めることをしていなかったのだ。二頭立てのゴージャスな馬車がいたり、お洒落なホテルがたくさんあって、やはりここはリゾートだ。こういうところは私には似合わないので早々に立ち去る。

 

 

 穂高から木曾御岳まで遠望できる 

 このまま佐久に下ってしまうのは物足りない気分なので、蓼科方向にすすんでみると、緑のトンネルのような気持ちのよい草原に道の先に、夕日を見る丘?、というような名前の展望台があった。ここは視界の広がるビューポイントで、穂高連峰から木曾御岳まで遠望することができた。そして空のブルーが成層圏を思わせるような透明感のある色で、見惚れてしまうのだった。

 女神湖を眺め、佐久に下って行く。とたんに気温が急上昇してとんでもなく暑くなる。神代杉や佐久を見下ろす展望台に寄り道しながら高原を下っていった。佐久では名物の鯉料理を食べてみようかと店をさがすも、朝食が豪華だったのでまだ腹が空かない。佐久の中心部にあった成田山の門前の仲見世を歩いて、佐久を後にした。

 上信越道で帰ろうかと思っていたが、時間はまだ早いので高速代を節約して一般道をゆくことにする。佐久から国道254号線で内山峠をこえて群馬にはいった。神津牧場と荒船山が気になるが立ち寄らずにすすむ。空腹になってきたので店を物色しながらすすむと、富岡に大きなとんかつ屋がある。とんきん、という店だ。こちらでヒレカツ定食1400円を注文した。

 

 

 ヒレカツ定食

 

 このお店は当りだった。とんかつは見るからに美味しそうに揚がっていて、つけあわせのマカロニサラダもたっぷりあり、食べきれないほどの量だ。そしてじっさいに食べてみると、んむ、と声が漏れてしまうほど美味しい。大根おろしと正油でとんかつを食べるとさっぱりといただけるとのことだが、やはりソースに辛子のほうが好みだった。とん汁もあっさりと上品な仕上がりで接客も完璧。

 埼玉県にはいると更に気温が上昇した。たぶん35℃くらいあったと思う。たまらずに道の駅で休憩して水分を補給するが、埼玉に入ると空の色も変わってしまった。透明感のあるブルーではなくなって、いつも見ているぼやけた青色に。高原は遥か遠くだ。

 

 追記
 キャンプ場料金が間違っていたことはすでに書いた。バイクはパック料金で1泊1000円なのだ。1泊2350円を支払ったから、2700円も多かったことになる。領収書があるから、姫木平キャンプ場を管理しているコンビニに電話すると、計算のできない女性がでたが、対応能力がまるでないのだ。本人を見ていたから悪気はないのはわかっていたが、あまりにもお粗末な言動にびっくりさせられた。私のキャンプの受付をした男性が丁寧な手紙とともに差額を送ってくれたが、姫木平キャンプ場を利用する際は、そこに注意したほうがよいだろう。小学生並みである。悪気はないのだが。

 

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