2019北海道トランポ林道ツーリング5日目

 

 糸魚沢林道

 

9月3日火曜日。厚岸湿原と温根沼周辺の林道と厚岸漁協直売所のエーウロコ。 

 5時半に起床した。天候はくもり。気温は19℃。どん兵衛の朝食をとる。食後に道の駅を散歩していると水道をみつけた。大量の水の持ち帰りは禁止とあるが、12リットルのタンクに1杯なら問題ないと判断し、飲料水をくませてもらう。どこかで水を補給したいと思っていたので助かった。

 バイクのオイルをチェックすると、減っているので、ワコーズのオイルを250cc補充する。私のDRは1990年型だ。古いバイクなのでオイル上がりをおこしている。エンジンをかけるとオイルが燃焼室にあがってしまい、ガソリンといっしょに燃えてしまうのだ。それで定期的にオイルを足す必要があるのである。

 メモをつけて車の駐車位置を変えた。道の駅で連泊する場合は、毎日場所をうつすことにしている。誰かが見ているかもしれないから、ずっと停めっぱなしにしていないというアピールのためである。トラック用の長い駐車スペースから普通車用に移動して、7時にバイクで出発した。

 今日は厚岸湖と霧多布湿原のあいだにある林道と、落石と温根沼付近のダートを走る予定だ。国道38号線のバイパスで釧路の街を通過して、国道44号線で厚岸にむかう。尾幌のセブンイレブンでゴミを捨てさせてもらって、お礼にカップめんを買った。隣りのGSが開店したので給油もする。23,5K/L。139円。8時だった。

 厚岸をぬけて国道44号線で糸魚沢駅をめざす。駅が林道の入口の目印なのだ。昼食は厚岸にもどって漁協の店でとりたいと思っている。糸魚沢の林道を走ったら厚岸にもどり、食事の後は糸魚沢駅の先にある落石にゆく予定だ。往ったり来たりで効率がわるいが、厚岸漁協の直売所にゆくのは昨年からの宿題なので、はずせないのだった。

 去年は家内と車で北海道をまわった(興味のある方はブログの『2018地震直後に行く北海道車旅』をどうぞ)。その際に厚岸の漁協の店を利用しようとしたが、営業時間が17時までで間にあわなかった。そのときは道の駅厚岸グルメパークにある、あぶりや、というレストランで夕食をとったのだ。厚岸漁協の直売所は格安でカキなどがたべられると聞いていたので、是非とも行ってみたかった。

 湿原や原野の中を走りぬけて糸魚沢駅に到着した。小さな駅舎の無人駅である。駅の先にある踏切が林道の入口だ。民家の犬にはげしく吠えられながら踏切をわたり、糸魚沢林道にはいった。

 このエリアにX状に林道が走っている。糸魚沢駅からXの右下から左上にむけてすすむことにする。ダートに入ってゆくと森の中の道となり上り坂となる。湿原の林道だから平坦なのかと思ったら、山越えなのは昨日の釧路湿原とおなじだ。手入れのよいジャリダートをゆく。3キロで大谷地渡林道への分岐があり、5キロで厚岸湖につづく道が別れていた。

 厚岸湖にゆくのは神居岩林道となっている。看板があり、冬に湖の上に車を乗り入れて釣りをすると、氷が割れて危険とある。真冬の結氷した湖上に自動車でゆくのだ。すごい世界だと思った。

 

 糸魚沢林道と風澗林道の合流地点 風澗林道はヌタヌタだ。

 

 すすんでゆくとヌタヌタの道と合流した。ぶつかった林道の左には風澗林道と看板がある。ここはX状に走っている林道がまじわる地点だ。左の風澗林道は後で走る予定なので右に折れた。

 ヌタヌタのダートをすべったときにそなえて左足をだしてすすむが、車体は揺れなかった。ヌタヌタはすぐに終わり路面は安定する。するとすぐに右にリルラン林道の入口があらわれた。リルラン林道もあとで逆方向から走るつもりなので写真をとって通過した。

 リルラン林道との分岐の先は走りやすい路面になった。速度を50キロに上げるが、それ以上スピード・アップすると何かあったとき対応できないから自重する。しかしダートを飛ばすのはたのしい。DRも本領を発揮できて喜んでいるようだった。

 15、5キロの糸魚沢林道を走りぬけて舗装路にでた。山を下ってゆくと道道123号線にでる。トンネルの近くでこれが林道の目印だ。晴れて暑くなった。そのせいでクマなどの獣の気配はまったくなかった。

 これでX状の林道の右下から左上の部分を走行したので、次は右上から左下にむけて走るために、道道123号線でリルラン林道の海側からの入口にむかう。途中に涙岩があったので立ち寄った。

 涙岩の駐車場でメモをつける。シャコタンの車が1台だけとまっているが人はいない。やがてその車の男性が帰ってきて、岬にゆかれますか? と聞く。そのつもりですが、と答えると、岬は蚊がすごいと教えてくれた。男性はTシャツに短パン姿だが、まわりを蚊が4・5匹飛んでいる。岬からついてきたのだ。わかりました、ありがとうございます、と言うと彼は車に歩いていったが、蚊に囲まれていることに気づくと、両手をふりまわして駆けだし、蚊をふりきって車にのり、走り去っていった。北海道の蚊はヤバイ。

 すばらしい海岸線の風景を見ながらすすむとリルラン林道の入口についた。看板がたっているからわかりやすい。林道は頭上がひらけていて明るい。走りやすい道でよく手入れされていた。見通しのよい、長い上りのストレートがあり、気分が盛り上がる。ここが林道ツーリングガイドブック2017~2018の表紙になったところではないかと思われた。この登り坂の頂点にクマの古いフンがあった。

 さっき通った糸魚沢林道との合流点にでた。X状に林道がまじわるところにもどってきたのだ。丁字路を左に折れて風澗林道にむかう。すると道はヌタヌタの部分になり、また左足をだしてゆくと糸魚沢駅にむかう分岐についた。

 

 風澗林道と町界林道の分岐点 左が町界林道

 

 風澗林道に入ってもしばらくヌタヌタがつづく。やがてトラックかダンプカーがつけた轍が深くなるが、バイクで走るのは問題ない。4・5キロゆくと分岐がある。Y字になっていて右が風澗林道で左が町界林道のようだ。看板がないので林道ツーリングガイドブックとTMで確認する。林道ツーリングガイドブックでは左にゆくようにガイドされているので、トラックなどの走行痕も明確な町界林道にはいった。

 町界林道は砂のいれてある整備されたフラット・ダートだ。枝道が何本か分岐していたが本線はわかりやすい。4・5キロゆくと牧場にでた。そこに角の立派な雄の鹿が2頭いた。雌雄の組み合わせは多いが、雄のペアは珍しい。蝦夷鹿は私に気づくとすぐに逃げていった。

 牧場をぬけると舗装路にでた。リルラン林道7、7キロ、風澗林道と町界林道が9、8キロで、先に走った糸魚沢林道の15、3キロとあわせて33キロの厚岸湖と霧多布湿原のあいだにあるX状の林道走行はこれで終了した。

 林道の出口には林道名・町界線の看板がたつ。TMには町界林道、林道ツーリングガイドブックには林道町界線とあるが、ここではTMにならって町界林道と記述した。

 国道44号線で厚岸にもどり、たのしみにしていた厚岸漁協の直売所にゆくことにする。厚岸まで21キロとある。往復で42キロだがロスになるとは思わなかった。

 厚岸で国道44号線から道道123号線に入ってゆくと漁協の直売所のエーウロコはあった。中にはいってみるとカキなどがものすごく安い。ここで買ったものを奥のイートイン・コーナーでたべることができると聞き込んでいたのである。

 

 厚岸漁協直売所 エーウロコのカキと花咲ガニ

 

 商品を見て生でたべるとおいしい「カキえもん」LL180円×2、レンジで加熱して食すとよい「マルえもん」L140円×2、それにボイルした花咲ガニ1000円の1660円+税で1771円を買ってイートイン・コーナーにいった。

 カキやカニはトレーにのせてくれた。カキをむく道具や軍手、電子レンジにウエット・ティッシュなども用意されている。生でゆくカキえもんからとりかかる。カキの殻をあけるのももどかしく、こじあけてたべると、じつにうまい。生カキはいい。磯の香りとカキの風味が喉から鼻にぬけてゆく。たまらないおいしさだ。つづいてレンチンのマルえもんにする。レンジを使用する説明が張ってあり、1分が目安とのことで、1分加熱して口にいれてみると、ちょっと生具い。そのまま食べてしまったが、後でよく見ると、カキ1個につき1分となっていて、2個だから2分必要だったのだ。 

 花咲ガニは1000円と格安だが300~350グラムはありそうなサイズだ。まず足をすべて折りとり、甲羅をはずして味噌からたべてゆく。これまた問答無用のおいしさだ。ボイルして時間がたってしまっているから冷えているが、それでも十分に満足した。何より安い。こんなに格安で買えるなら、もう他にはゆけないと思う。

 カニをたべているとライダーがきて、ここでたべられるんですね、と聞くので、売店で商品をえらんでレジで精算し、ここで食すことができると、流れをおしえてあげた。その彼はカキを買ってもどってきた。他にもまわりで観光客がカキを楽しんでいたが、ほとんどの人は買ってきたものを食べ終えると、更に何個か追加していた。

 さっきやってきた国道44号線をまたもどってゆく。糸魚沢駅を通りこして落石にむかう。午後のターゲットは落石と温根沼のあいだにある林道群だ。厚床で道道1127号線に入り、初田牛から道道142号線で落石にむかい、落石線林道と九番沢第二支線林道の入口についた。道道をはさんで右に落石線林道があり、左に九番沢第二支線林道がむかいあっているのである。ひとつながりの林道に見えるが別の名前がついているのだ。尚、九番沢第二支線林道はTMの表記で、林道ツーリングガイドブックでは9番沢林道となっている。ここでもTMにしたがって記している。 

 まず落石線林道に入ることにする。九番沢第二支線林道は、この後でゆく林道の状況によって走ることになるかもしれないと考えていた。落石線林道のでだしはフラットで走りやすいダートだ。暗い林の中をゆくが、頭上のひらけた明るいところもあった。すすんでゆくと小さなクマのフンがある。昨日のものと見えた。分岐もあるが本線は明確だ。5、5キロの林道の残り1キロの地点になると、入れたばかりの深ジャリの路面となった。

 

 落石線林道の深ジャリ

 

 

 ダートでなにが嫌いと言って深ジャリほどいやなものはない。いちばん走りづらいからである。深ジャリをそろそろと走りだす。ハンドルをとられるので慎重にすすむ。ずっと上りだ。ハンドルをおさえるが、力をいれすぎないようにし、一定のアクセル開度をたもつ。安定して走れるように操作し、1キロの難路をのりきった。

 落石線林道の出口は入口とおなじ道道142号線だが、入ったところよりも5キロほど落石駅に近い地点だ。走ってきた深ジャリを見て一息いれるが一段と気温があがっていた。

 つづいて落石駅の近くにある落石林道にゆく。入口にたおれた林道看板があるのでわかりやすい。林道にはいってゆくと落石駅の横を線路にそってすすむ。根室本線だ。駅の奥にゆくとすぐに丁字路にぶつかって左にゆく。右は落石循環林道で、後で走ろうと思っていたのだが、忘れて走りそびれてしまった。線路沿いをゆくユニークな林道とのことで、楽しみにしていたから、残念なことをしてしまった。

 丁字を左に折れてゆくと林道の入口から2、3キロでト状の分岐にでた。トの字の下から私は来ている。右にゆく林道は手入れがよく、直進方向は林の中をゆく暗い道で整備がされていない。右が背臥牛林道(せぶしうしりんどう)で、林道ツーリングガイドブックはこちらを通って温根沼にゆくようにガイドされているので、このルートにすすんだ。

 背臥牛林道は路面は安定しているが、草刈りをしていないので、路上に木や草がのびていて走りづらかった。古いクマのフンもひとつある。すすんでゆくとト状の分岐から900メートルでロープがはってあり通行止めになってしまった。この先100メートルで陥没のためと看板がでている。ここで引き返し、ト状の分岐を直進方向にいってみることにした。

 分岐にもどり手入れがわるく暗い林の道にはいってゆく。カーブがつづくので獣よけにクラクションを鳴らしていった。路面は荒れ気味で通行量はほとんどないようだ。ト状の分岐から1、3キロで林からひらけた湿地帯にでた。沼があり橋がかかっているが、その手前にロープがはってあり、通行止めになっていた。

 沼と草原がとてもきれいなところなので、写真をとろうとしてバイクをとめると、蚊がウワーッとあつまってきた。たまらずに手早くシャッターを切って逃げだす。バイクに飛び乗って走りだすと、ジーパンの太腿に3・4匹の蚊がとりついているので、左手ではらいのけた。こんなに蚊がいてはクマやキツネ、鹿やタヌキも辛かろうと思うが、動物も蚊の多いところは避けているのかもしれない。それにしても北海道の蚊はヤバイ。

 落石駅の前にもどってきて休憩した。メモの整理をする。落石駅は無人の秘境駅だがマニアには人気があるのかもしれない。

 落石線林道とむかいあっていた九番沢第二支線林道で温根沼にむかうことにする。道道を走ってゆくと鹿が道路に飛びだそうとして私に気づき、森の中に身をひるがえしていった。

 

  九番沢林道

 

 15時10分に九番沢第二支線林道にはいった。走りやすいフラット・ダート、ジャリダートだ。交通量はあまりないようで道の真ん中に草が生えている。4、9キロで瀬臥牛林道と合流した。落石林道側からの道路が陥没していなければ、ここに接続することができたのである。このすぐ先で第二九番沢林道が分岐しているから、本線は九番沢林道になるのだろうか。第二九番沢林道は草に埋まりつつある心細い道だった。

 頭上を鳥がバッサバッさと飛びだした。ワシかトンビのような猛禽類だ。DRの排気音におどろいて飛びたったようだが、林道にそって逃げようとするので、いつまでたってもバイクの上にいる。パニックになっているようだ。やがて鳥は方向を転じて斜め前方の木の上にとまった。DRのマフラー音は電線にとまっているカラスを追いとばし、キタキツネの横をゆくときは耳をふせさせるから、獣や鳥類はきらうようだ。

 山から下ってゆくと林がきれて沼がみえた。温根沼だ。水辺には蚊がたくさんいるのではないかと身構えたが、少ししかいないのでバイクをとめて写真をとった。温根沼大橋がみえる。温根沼には何度もきているが、ここに林道が走っているとは思わなかった。国道からながめていた温根沼を林道から見ているのだ。

 6、8キロの九番沢第二支線林道と九番沢林道をはしり、15時30分に国道44号線にでた。かかった時間は20分である。これで今回のツーリングで予定していた、未知の林道走行は終了した。完走できなかったところもあったが、行きたかったダートにはすべてチャレンジしたのだ。いつものごとくヒグマだけが心配だったが、目的地をまわることができて、いささかの達成感と満足感をあじわった。

 国道44号線上でも写真をとる。温根沼大橋をバックに。またバイクの左右に温根沼がひろがる風景を入れて。国道から温根沼をながめることは誰にでもできるが、林道から見る人は少ないだろう。もっとも路面は安定しているから、オンロード・バイクでもむずかしいことではないが。

 国道44号線で道の駅しらぬか恋問にもどってゆくが、国道をゆくのは面白くない。そこで道道953号線で別当賀にゆき、来るときにも利用した道道142号線の北太平洋シーサイドラインをゆくことにした。

 初田牛の牧場地帯をぬけて海岸線にでると、牧草地とダイナミックな海岸が連続するようになる。去年は車の旅で通ったし、バイクでも何度も走ったことのあるルートだが、海辺の風景が魅力的だ。すばらしい絶景に出会うとバイクをとめて写真をとってゆく。北太平洋シーサイドラインは海沿いだけでなく林の中もゆく。その道路脇にはキタキツネが3匹いた。

 

 霧多布岬から見える風景

 

 霧多布に近づくと気温が下がってきた。夕暮れの霧多布岬にたちよる。ここも何度も来ているのだが、近くにくると必ずよってしまう。今回も霧のない霧多布岬だ。駐車場にバイクをとめて岬にあるいてゆく。見えるのは岬と海と灯台、そして半島のようにのびる陸地だ。寂寥感がある。最果て感もあった。

 昨年も利用した霧多布温泉ゆうゆで入浴した。料金は500円だ。ゆうゆは無味無臭の、温泉ではないような泉質だった。湯にはいると熱い。とんでもなく熱いのだ。ビリビリするほどだったがすぐに慣れてなんともなくなってしまった。私の体が冷えていたのである。露天風呂は小さいが長くつかっていられる温度だ。窓にフィルムがはってあって景色が見えないのが残念だが、下にある役場が工事中で、そこから見えてしまうための処置なのだそうだ。

 車をとめてある道の駅しらぬか恋問までまだ距離があるから、手早く温泉をでた。風呂上りに日がしずんでゆく。ロビーでメモをつけた。明るいところのほうが文字を書きやすいから、ハイエースにもどる前に今日の出来事を書きとめておきたいのだ。ただロビーには蚊がいて、足を2ヵ所もさされてしまった。

 霧多布の町のスーパーにたちよった。しかし肉も魚もほしいものはない。この先にもう1軒あったはずだと思ってゆくと、閉店した後だった。

 道道808号線と道道599号線で茶内にむかう。道道は真っ暗だ。湿原のなかをゆくから虫がすごい。ヘッドライトにむかって飛んでくる昆虫たちが、スクリーンやヘルメットのシールドにぶつかつて、たいへんなことになってしまった。

 茶内で国道44号線にはいっても照明のない道はつづいた。その国道を80キロで走行していると追い上げてくる車がいる。飛ばしている自動車にはすぐに道をゆずった。厚岸でガスをいれる。23、3K/L。144円。厚岸のイオンによろうかと考えたが、早く車にもどりたくてそうしなかった。

 厚岸から一段と冷えてきた。釧路まで40キロと表示されている。道の駅はその先だからさらに遠い。暗い道はつづく。シールドには虫が付着しているから前がよく見えない。鹿の飛び出しがこわいから前の車について走る。速度はときに90キロをこえる。単独走行は危険なので前走車についてゆくと、道路の左の路肩に、メスの蝦夷鹿が車にはねられて死んでいた。

 

 林道ツーリングガイドブックを参考にした。

 

 夜の国道を耐久レースのように走る。暗くて視界が悪く、寒いのを我慢してゆく。気温は17℃と表示されている。体は冷えて手はかじかんでいた。前の車が速度をあげるとアクセルをあける。DRは650だから交通の流れについてゆけるが、250のオフ・ロードでは苦しいと思う。北海道では舗装路の移動も650ccがジャスト・フィットだ。

 19時30分に道の駅しらぬか恋問にもどってきた。ハイエースのほわりに駐車している車はいないが、バイクをとめてテントを張っているライダーがいる。バイクはホンダCB1300だっただろうか。道の駅にテントをたてるのはマナー違反だがライダーの姿はなかった(車の長時間駐車はぎりぎりセーフだと思っている)。

 体は寒さで硬直していた。食べものとビールがほしいので、ハイエースに乗りかえて白糠方向にあるセブンイレブンにゆくことにする。車のヒーターをいれるとかたまった身体がほぐれてきた。

 セブンイレブンの白糠庶路店に入るとおでんが目についた。あたたかいものが食べたかったのでこれにすることにする。大根や玉子、ロールキャベツなどを注文すると、レジの女性が、明日の活力のためにもうひとついかがですか、と合いの手をいれてくる。それがロボットのような口調なので、おかしくて2品おおく購入してしまった。それとサッポロ・クラシック500mlだ。

 道の駅にもどってハイエースのフロアで酒をのむ。あたたかいおでんがしみる。ロボット口調のお姉さんにのせられて、買いすぎてしまったかとおもったが、一気に食べてしまった。しかしDRはよく走る。1990年型の30年選手なのにたいしたものである。

                                    バイクの走行距離 405、6キロ ダート 52、5キロ 車の走行距離 8、7キロ

 

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