2012年 北海道ツーリング 8日目 小樽

 

 ルートイン・ホテルの朝食バイキング

 

 いつもの時間、4時半に眼がさめた。まだ暗いしカラスが鳴いていないから、夜は明けていないのかと思ったら、ここは札幌のホテルで今日は曇っていることに気づいた。5時から大浴場がオープンするので朝風呂にいく。6時15分からバイキングの朝食がはじまるので、その前に荷物をまとめてバイクに積んでおいた。しかしルートイン・ホテル、大浴場はあるし朝食もついてこの値段はお値打ちだ。ここにしてよかった。

 今日は小樽からフェリーに乗る日だ。北海道ツーリングももう終わりなのだ。朝食をすませて駐車場にいくと群馬ナンバーのハーレー氏がいる。ハーレー氏はホテル泊で北海道をまわってきたそうだ。そのハーレー氏に手を上げて6時45分に出発する。ハーレー氏も同じ小樽発のフェリーに乗るそうだ。

 セイコマでフェリー内での食料を買い、札幌南ICから札樽道にのった。前方の小樽の上空には雲がかかり、雨の匂いがする。降らなければよいのだがと思っていると、気温は下がり涼しくなった。

 銭函で事故、通行止め、とでている。銭函で高速は封鎖されていた。国道におりるが料金は100円かと思ったら200円もする。札幌南ー銭函は近いから200円は高すぎる。

 小樽に近づくと雨が降りだしてしまった。しばらく我慢して走るがセイコマがあったので雨宿りをすることにする。都内ナンバーのアフリカ・ツインもいて、彼もフェリーに乗るそうだ。

 小降りになったところで出発する。フェリーに乗る前に給油をした。20.1K/L。142円。これで明日新潟についても思い切り走ることができる。ターミナルにつくと雨はあがり日差しがでた。そしてまたしても耐えがたく暑くなった。今年の北海道は最後まで異常な陽気だった。

 

 乗船を待つバイク

 

 乗船開始となったがDRのエンジンがかからない。中途半端に冷えたからだ。こうなると始動に手こずることが多いから、後にならんでいるライダーに先にいってもらい、キックを10回くらいすると、ようやくエンジンは目覚めてくれた。

 エンジンをストールさせないように気をつかって船に入ってゆく。バイクは多い。オンロードの大型車中心で、オフのビック・マシンであるBMWR1200GSやトライアンフ・タイガー、アフリカ・ツインにトランザルプもいるが、林道走行をしているのは私だけだ。ダートを一度でも走ればバイクが泥と埃で汚れるから一目でわかるのである。しかしバイクが50台以上いて、オフロード・バイクもいるのに1台だけというのはさみしい。林道走行はすばらしい体験なのに。

 船内ではメモの整理などをしてすごす。それも終わってサッポロ・クラシックを飲むが、これがこの旅で最後のサッポロ・クラシックとなった。

                                          34.9キロ