2017北海道トランポ林道ツーリング5日目

 

 ヌプカの風景

 

十勝の林道を堪能

 5時30分に起床した。天候は晴れ。今朝は寒くはない。気温は15℃以上ありそうだ。昨夜も3時頃にトイレに起きたが星は一昨日の半分ほどしか見えなかった。それでも十分に多いから、しばらく星空をながめていた。

 車をでると絶景がひろがっている。ヌプカからの風景は見飽きることがない。きのうの朝、年配の女性が景色をながめながら散歩をしていたが、私もそうすることにした。

 キャンプ場がヌプカのいちばん下に位置する。上にのぼってゆくとコテージがたっていた。登山者のグループが泊まっていて、大きなザックをまとめて出発の準備をしている。その中のひとりの男性と目があったので朝の挨拶をかわした。

 コテージの先にすすむと鹿の母子が草をたべていた。母鹿は私を見て警戒の色をみせたが、ゆっくりとはなれてゆくとまた食事を再開した。ヌプカからの眺望はすばらしい。この光景をながめることができて満足だ。これだけで今回の北海道ツーリングは成功だと思う。

 ヌプカのいちばん上はジャリの広場になっていた。ここに地域の酪農に功績のあった3人の人物の銅像がたっているが、スーツや白衣の彼らの足元が、長靴なのが彼らの仕事を誇らかに語っていた。

 緑のたぬきを朝食とし、DRの始動にかかる。冷えていると考え、チョークをきかせるとエンジンがかぶってしまい、キックを9回もする破目になった。今日もセーターとヒートテックを着て出発した。

 道道337号線で音更にむかう。音更市街でゴミ箱のあるセイコマがあったので立ち寄った。ゴミを捨てさせてもらいカレーうどんを買った。

 DRのシングル・サウンドをひびかせて帯広にすすんでゆく。DRの排気音は大きい。逆輸入車なので元々乾いた音をだしていたのだが、年月がたってマフラーの消音効果がおちたのだ。歯切れのよい音を発しながら走る。DRも北海道で本領を発揮できて喜んでいるようだ。ダートを走り、長距離を駆けぬけるために作られたモデルだから、とても生き生きとしているように感じられた。

 日差しが強くなった。平日なので通学する学生がたくさんいる。帯広市街を通過してゆくとローカル・カレー店のインディアンがある。ためしてみたいと思っている店なのでタイミングがあわなくて残念だ。国道38号線で浦幌にむかう。国道38号線は十勝国道という名前だけあって十勝平野をゆく道だ。広大な農地を見ながらすすんでいった。

 今日のひとつ目の目的地は十勝川の河口から川に沿ってはしるダートだ。国道38号線から国道336号線にはいり、十勝川にかかる十勝河口橋から河川敷におりた。橋の下が十勝川に並行しているジャリ道13、2キロのスタート地点なのだ。この道は幅広でとても走りやすい。直線がつづくがわずかな起伏があり、高くなっているところにバイクをとめた。気温が上がったのでここでセーターを脱いだ。

 

 十勝川に沿ってはしるダート

 

 ダートは真っ直ぐなところが多いが、ジャリが深くなっている部分があるから飛ばしているとハンドルをとられて危ない。50キロにおさえて走る。国道はモンシロチョウが多いのだがここは川のそばなのでトンボがいる。それもふだん見ることのない大型トンボのオニヤンマがたくさんいた。

 十勝川に支流が流れ込んでいるところが2ヵ所あり、ダートは寸断されている。そこは土手にあがってパスした。路面はやわらかな泥や硬い土、小石やジャリと変化があった。工事用道路との看板もあったが交通量は皆無だった。

 すすんでゆくと見覚えのある木があらわれた。豊頃のハルニレの木でここがゴールだ。ハルニレの前でダートから土手の上の舗装路に上がり、ハルニレ・ハウスの前にバイクをとめた。思いがけずに再会したハルニレをながめる。ここで休憩をとることにした。

 更に気温があがったのでシャツをぬいでジャケットの下はTシャツだけにした。メモをつけて水分補給をする。十勝川沿いのダートは豪快だった。直線のつづく北海道らしい林道を満喫した。これで今日のツーリングは成功だと思う。ヌプカからの風景に満足して、ダートも堪能したから今日は大成功の日だ。

 次は林道ツーリングガイドで知った小花林道と生花牛首別線にゆくことにする(TMではふたつの林道をまとめて小花林道と表記しているので以下は小花林道とする)。十勝川をわたり道道210号線で更別方向にすすむ。小花林道はTMに、峠付近は荒れ、その他はフラット・ダート14、5キロ、とコメントされている。道道210号線の小花林道の入口はわかりづらい。目印は小川幹線という看板と、建物の前にある三角形の緑地帯だ。

 道道からはいってゆくと3キロ舗装路がつづいてダートになった。放棄された畑の中をゆく。路面はジャリがはいっていて整備されている。ダートを3キロすすむと小花林道の看板があった。この先はカツラの沢林道との分岐までは走りやすい道で、やがて林に入ってゆく。交通量が減るのか路上に草が生えだした。林の中は日差しがとどかないようでぬかるんでいる。雨の後はヌタヌタになってしまうのではないだろうか。森は暗くて陰気な雰囲気だった。

 峠越えの道となった。急坂で深ジャリがある。轍も深いところがあり、ガレている部分もあった。こんなことは滅多にないのだが、森がフレンドリーでないと感じる。歓迎されていない気がして、何かがおこりそうな予感がしてきた。この林道と相性がよくないのだろうか。クマに会う前兆なのかと考える。しかし止まらないしもどることもしなかった。

 峠をこえて急坂を下ってゆく。ブラインド・コーナーではヒグマよけにクラクションを鳴らしていった。ある程度山をおりると坂の斜度は落ち着いて道はおだやかになった。林もぬけて明るくなる。格段に走りやすくなりスピード・アップして走行していると、シフト・チェンジがしづらくなった。

 どうした? なんだろうと思っていると、ひらけた農地の先の、いちばん高くなった目立ったところにクマのふんがあった。それもしたばかりの新しいものだから緊張がたかまる。ここから離れてしまおうとアクセルを開けてシフト・アップしようとするが、シフト・ペダルは動かなくなってしまった。ヒグマは怖いがこれではどうしようもないので、たまたまあった橋の上でバイクをとめた。するとエンジンはストールしてしまった。

 

 シフト・ペダルに枝がからまっていた

 

 チェンジ・ペダルを見ると木の枝がからんでいた。これではシフト・チェンジができない訳である。枝をとりのぞこうとするが、強くまきこんでいてなかなかとれない。これをはずすのにかなりの力が必要だった。

 枝を除去してこれで解決だろうと思ってシフト・ペダルを操作するが、まったく動かない。シフト・アップもシフト・ダウンもできず、ペダルが固定されてしまっている。これはシフトの軸がゆがんでしまったのだろうかと考えた。ここでバイクが動かないのなら、林道の出口まで1キロほど歩いて助けを呼ばなければならない。JAFに電話をするのか? そしてもしもバイクが直らないのなら、バイク・ツーリングは終わりで、DRをハイエースに積んで旅をすることになるのだろうかと考えてしまった。

 その間にもシフトをなんとか動かそうとしていた。クラッチ・レバーを握り、クラッチを切ったり、つないだりを何度もくりかえす。すると何かのはずみにパッとギヤがはなれ、シフト・ペダルが上下に操作できるようになった。どうやらギヤが噛んでしまっていたようだ。これでギヤをニュートラルにすることができ、エンジンも再始動できた。修理に要した時間は5分くらいだと思うが心底あせってしまった。電話がつながるのか圏外なのか、確認することさえ思いつかなかった。

 走りだすとすぐに林道出口で道道319号線にでた。バイクをとめて一息いれる。11時30分だった。つづいて林道にゆく予定だが、今のトラブルで気力がなくなってしまった。昼食はじんぎすかん白樺にゆくつもりだから、次の林道はパスして食事にゆこうと考える。しかし地図を見てみると、走行予定の奥糠内林道12、3キロを走るのが、白樺にむかうのに最も効率的なルートだ。林道はもうたくさんなのだが、予定通りゆくことにした。

 道道を7キロほどすすむと奥糠内林道の入口は簡単にみつかった。林道ツーリングガイドに明和牧場の看板が目印とあり、それがすぐにわかったのである。ここは入口からダートだ。走りやすい林道で牧場や牧草地の横を3キロほどすすむ。やがて道は林にはいってゆく。この辺りから交通量が落ちるのか道の真ん中に草が生えだした。

 林の中でも日がさして明るい道だ。小花林道のように暗くて陰気なムードはない。山ではなく丘のような地形なので険しい坂もなかった。大きな水たまりがあるが走るのに支障はない。しかし道路脇の草が刈っていなくなり、ハンドルの左に伸びた草があたりつづけるようになった。これは走りづらいしさっきのようにシフト・ペダルに何かひっかからないかと気になる。嫌だなと思っていると、5キロ地点で脇の草が刈ってあるようになった。雑草を刈りとってもらうととても走りやすい。草は切ったままおいてあるから、手入れをして日がたっていないことがわかった。

 

 奥糠内林道 サイロがたつ道道15号線付近

 

 やがて林をぬけると視界はひろがりフラット・ダートになった。走りやすいのでペースアップする。畑の中をゆく林道をすすむとすぐに道道15号線にでた。林道は道道15号線をまたいで更に3キロつづくが、ここで切り上げてじんぎすかん白樺にゆくことにした。

 道道15号線を北上してゆく。広大な農地がひろがっているのでバイクをとめて写真をとった。道道55号線にはいる。昨年の台風で流失してしまった橋が整備されているだろうかと心配したが、ここが優先的に架橋されたようだ。真新しい橋をわたってじんぎすかん白樺についた。

 白樺は2011年以来である。去年も来たかったのだが、前述のとおり道道の橋がながされて行き着けなかったのだ。店内にはテーブル席と座敷があるが、ロング・ブーツをはいているのでテーブル席をえらびメニューをみた。肉はマトンジンギスカン500円とラム・ジンギスカン750円の2種類なので係りの女性をよんだ。女性は「何人前にしますか?」と聞く。肉の量は150グラムとのことなので、マトンとラムを1人前ずつとご飯の大盛り240円と味噌汁140円をオーダーした。

 価格は値上がりしている。2011年の記録をみてみると、マトン480円、ラム570円、ご飯の並170円、味噌汁130円となっている。しかし6年でこれだけだから頑張ってくれている。

 

 じんぎすかん白樺で昼食

 

 肉はすぐに運ばれてきた。きれいな盛りつけなので気分が上昇する。とても美味しそうだ。食べる前に写真をとるのだが、その手間がもどかしく感じられるほどだ。ピカピカにみがかれたジンギスカン鍋にマトンとラムをのせて焼く。ラムはやわらかいが少し羊のにおいがする。マトンは硬い部分があるが、風味が強くこちらのほうが好みだ。羊肉できび入りのご飯をガツガツとたべる。これは美味しい。海苔の味噌汁もよい味だ。白樺のジンギスカンは日本で2番目に美味しいと思う(1番は旭川の大黒屋だ)。ここに来てよかった。これで今日は成功だと思うが、それは朝から3回目だから充実の1日である。小花林道でトラブルもあったからなおさらだった。

 食後にこれからどうするのか考えた。午前中に走った小花林道の東に久保長節林道16キロとワッカリベツ林道10キロがある。ここを走って今日をまとめるのか、それとも昨夕時間切れで敗退した芽登糠南林道にゆくのか。結論はすぐにでた。芽登だ。林道を走破して温泉につかれば芽登は完結するから、林道リベンジにゆくことにした。

 座敷にすわっている男が、美味しい、こんなにうまいジンギスカンは食べたことがねえ、と大声で言っている。酔っぱらいかと思う。昼から一杯やっているのかなと。しかし60くらいのその男性はライダーで、酒など飲んでいなかった。しかもソロ・ライダーだから大声で独り言を口にしているのだ。店員にも、うまい、もっと早く来ればよかった、と話しかけている。とても率直な人のようだが、私とは相性がよくなさそうなのでタイミングをずらしてお会計をした。大声ライダーは店の外でも地元の人と大きな声量で会話をしている。ナンバーを見ると北関東の人だった。

 帯広から上士幌に北上する。上士幌で給油をした。25、6K/L。129円。時刻は14時55分とたてこんできた。急がないと昨日の二の舞だ。

 国道273号線を糠平湖方向に北上し道道468号線にはいった。ここから4・5キロで芽登糠南林道の入口があるはずなのだがみつからない。林道ツーリングガイドには、大きなオメガカーブを過ぎると左手に鹿避けゲートがある、それが入口だ、と記述されている。これでは道道から鹿避けゲートが見えるように読みとれる。その鹿避けゲートをさがすがみつからない。そもそもオメガカーブというものも特定できないのだ。道道を何度もいったりきたりするがわからず、道道468号線からのアプローチはあきらめて、昨日とおなじように、道道88号線から芽登温泉をとおって林道にアクセスすることにした。

 林道ツーリングガイドの文章は正確さを欠いている。じっさいには国道273号線から道道468号線にはいると、4キロポストの手前にごくふつうの林道の入口が左にあるのだ。ここを入ってゆくと鹿避けゲートがあるのだが、道道から鹿避けゲートは見えない。それにオメガカーブなどと具体性のない情報を書くからわからなくなる。ここだけでなく群馬県の栗原川林道の入口の説明や地図もまことにわかりづらかった。

 昨夕と同様に道道88号線から林道にアクセスし、芽登温泉を通過して糠南ダムの先の丁字路についた。昨日ここが正しいルートだと思ったが、林道ツーリングガイドをとりだして入念に確認する。巨岩の滝まで4、5キロの案内がたっているのが目印だ。

 

 芽登糠南林道 急坂が落ちついたところ

 

 この分岐を入ってゆくと出だしからものすごい急坂の深ジャリだ。これはヤバイ、すすみたくない、このルートをゆくのはやめたい、と感じるが、こんな難所でバイクを止めるわけにはいかない。路面が落ち着くまで走るしかない。

 びびりながら激しい坂をのぼりつづけていると、左に枝林道があった。坊主林道と看板が見える。急坂がゆるんだところでバイクをとめて林道ツーリングガイドを確認すると、坊主林道でルートが正しいことがわかってホッとする。深ジャリの劇坂を下るのは嫌だからだ。ここが今回のツーリングでいちばんきびしいダートだった。

 斜度が落ちてジャリのなくなった坂をのぼってゆくと峠についた。ここからの下りは急坂だがジャリはない。すすんでゆくと丁字路にでて、芽登糠南林道3002mの看板がたっていた。

 丁字路を左に折れてゆく。道は走りやすいものになった。しかし丁字からが長い。左に取水施設があらわれて川に沿って下ってゆく。地図を見た感じよりも長いな、こんなにもか? もしかしたらどこかでまちがえたのではないかと不安になったころに、出口の鹿避けゲートについた。

 ゲートを出て道道についてみると鹿避けゲートは見えない。ただここは典型的な林道の入口だ。林道ツーリングガイドは、オメガカーブをまがった左に鹿避けゲートがある、そこが入口だ、とわかりづらく書くからいけないのだ。前にも記したが、国道から道道468号線に入り、4キロポストの手前にある林道入口をはいると、鹿避けゲートがあるのである。そこが林道の入口だ。

 道道に出たのは16時30分だった。糠南ダムの分岐が16時くらいだったから走行時間は30分ほどである。予定とは逆に林道を走ることになったので、芽登温泉に入れなくなってしまったのは残念だ。芽登温泉は源泉掛け流しの秘湯とのことである。

 

 芽登糠南林道の丁字路 写真の奥から急坂、深ジャリの峠をこえてきた 右にすすんで鹿避けゲートにむかう

 

 ヌプカにもどることにする。3日間の日程を終えたのでこれから移動だ。途中にある上士幌の航空公園キャンプ場に寄ってゆく。何度も泊まった思い出の野営場だ。今夜の宿泊者は少なくテントは5張りほどしかたっていなかった。

 広大な牧草地や農場のかたわらをゆく。農道を通るルートの案内がでていたので道道よりも近道をしてヌプカについた。17時15分だった。キャンプをしている人はいない。私のハイエースだけがとまっている。昨日連泊の申し込み書を記した際に、出発は18時としておいた。規則にうるさいところなら、チェック・アウトの時間をすぎている、別料金が発生する、と言われそうだが、ここはゆるい運営が魅力だ。それがこうしてリピートにつながっているのである。

 バイクの積み込みを開始するが、今回はコツを思い出してうまくのせることができた。ここ数日で車内の荷物の配置もきまり、手早く作業を終えることもできた。17時50分に出発する。次の宿泊地は屈斜路湖付近だ。今夜のうちになるべく近づいておきたい。上士幌にでようとしてさっき通った農道をゆこうとすると、日が暮れて道がわからなくなってしまった。ナビに聞いて上士幌の町にでた。

 セイコマでゴミを捨てさせてもらいサンドイッチと豚バラ串4本を買った。つづいて上士幌温泉ふれあいプラザで入浴する。380円と低料金で、石けんとシャンプーがないこともわかっていたから持参のものを使った。ここは露天風呂はないがよい温泉だ。ヌルヌルとした泉質が気にいっている。サウナもあって汗をながした。

 19時45分にふれあいプラザをでた。時間とルートを考えて今夜の宿泊地は足寄にした。町の中心に道の駅あしょろ銀河ホール21があるから、ここが今夜のPキャン地だ。上士幌から40キロほどだから1時間でつくと思う。無理をすればもっと遠くまでゆくことができるが、足寄の先は山岳路となる。ここは以前のツーリングで幽霊話のあったところなのだ(興味のある方は『車は何台いた?』をどうぞ)。夜にそこを通りたくない。それに足寄の居酒屋で一杯やれるのではないかとも考えていたのである。

 暗い山道を走って足寄の町にはいると、以前カッパを購入したホームセンターがある。それがイエローグローブであることを確認して、20時40分に道の駅あしょろ銀河ホール21に到着した。

 道の駅にPキャンの車はすくない。となりにスーパーやドラッグストアがある利便性のたかいところなのにどうしてだろうかと思ったら、トイレや施設の近くには車をとめさせないようにしている。町中の道の駅だから、車中泊を排除しようとしているようだ。Pキャンの車が集まればそれなりにお金をおとすと思うし、風紀も乱れないと思うのだが、マナーの悪い者もいるのかもしれない。

 寝床の用意をしてから居酒屋をさがしにいってみた。イエローグローブの方向にすこし歩いたところの路地に、4軒の飲み屋がある。そのうちの3軒は扉が閉まっていて、中は見えないが、地元の人の盛り上がっている声が聞こえる。その戸を開けて余所者の私がひとりではいってゆくのはためらわれた。ドアをあけたままにしている店も1軒あったがこちらは客はいない。店主夫婦が所作なげにカウンターですごしている。ここに入って店主たちと話しながら飲むのも億劫だ。どこの居酒屋もはいってしまえばそれなりに楽しめると思う。しかし道の駅の排他的に運営にふれたためかアウェイ感がすごい。21時をすぎたのでいつものように車の中で飲むことにした。

 

 バイクの横で酒を飲む

 

 セイコマでサッポロクラシックを買って道の駅にもどった。買っておいたサンドイッチと豚バラ串でビールをやる。バイクの横で酒を飲むのはたのしい。相棒や装備品を見ながら焼酎をやり、そろそろ寝ようかと思ったら23時になっていた。

                      バイクの走行距離357、5キロ 車の走行距離59、1キロ ダート50キロ

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

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